2017年04月26日

あの時の私達に会いに行こう

懐かしい人や場所を訪ねる。

もっと言うと、もう会えない人や無くなってしまった場所もあるから『思い出』を訪ねてみる。

自ら出向かなくても、それは突然に、頭の中・心の中、実際に、現れる。

あちこちに満ち溢れていて、気を抜いてたら容赦無い。


今日まで生きてきて、出会った人は数えきれない程いる。

思い出はそれ以上ある。


吉祥寺地下のスタジオ

朝まで親父と過ごした喫茶店

待ち合わせした高架下

無くしたギターとカポタスト

深夜の高速道路

迎えに行った改札

おばけが出そうな四畳半風呂無し

いつ来るかもわからない春を待ってた日


かつて秘密基地だった場所にはマンションが建ち、そこで過ごした仲間の一人はもう二度と会えなくなってしまった。


終電無くしてタクシー代も無くて、新宿から歩いた帰り道は雨がひどく降ってたな。


嬉しくてたまらなくて肩組んで、これから起こる全てに期待した夜も幾つもあった。



変わったもの

変わらないもの

その中に取り残された自分と

確実に進んでいる自分



新しい景色には、当たり前のように慣れていく。

順応出来ない者はおいてきぼりをくらう。

俺なんかは後方組にも関わらず、更にグズグズしてる方だと思う。

いつまでもそんなだから、金色だって灰色に見えてしまう。



初めての徒競走は見事に転んでビリだった。

最後まで走った。

結果がどうであれ、完走することこそが大事なんだ と心底思えた奴で心底良かった。

周りの人のおかげで何とかやってこれたものの、さすがにこのままじゃまずい。

おいてきぼりになりながらも、流されずに流れていかなければならない。


久しぶりに会う友達は、少しぎこちなかった。

皆に同じだけ時間が流れ、俺にも同じだけ時間が流れた。


大事なものは掴んで離さず、潰れる程に抱きしめる。

posted by ザ・ラヂオカセッツ 山下秀樹 at 03:45| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

選択記

1ヶ月半ぶりのラヂの素、ぽちぽち書きます。


2月頭からライブ!ライブ!ライブ!

『HOME AND  HOME』MV完成披露試写会、関西ツアー、アラバキオーディション、イヌートルズ(オバ犬)とのツーマン。

そして昨日までソロ・ラヂ2連チャンなどなど、日々濃厚。


立ち止まって振り返ってみたり、その場その時の感傷に肩までゆっくり浸ってみたり、感動しながら毎日元気に過ごしてます!



自分にとっては『まだ1ヶ月半か』という感覚。

休みの日はギター弾いて歌ったり、映画見たり友達と会ったりと相変わらず。

ライブはやるだけじゃなくて、見に行っても最高!生に勝るもの無し!泣いて笑った。

久しぶりに、上野動物園へも行った。パンダに会えなくて残念賞。



普通過ぎて笑える。

だらしなくてヘコむ。

いい歳こいて子供っぽすぎて悲しくなる。

これから起こることに期待している。


一度きりの人生を、今まさに生きている真っ最中。


今はどのあたりだろう?

どの辺まで来ただろう?

僕の人生の今は何章目くらいだろう?



無意識の中でも意識的に、日々様々な選択をしてここまで来ました。


僕が大好きな映画のひとつで『バタフライエフェクト』という名作がある。

(映画史上、もっとも切ないハッピーエンドと呼ばれているのには、なるほど納得できる)


バタフライエフェクトとは、カオス現象のひとつであり『蝶々が羽根を動かして起こる微風でも、遠く離れた地球の裏側で竜巻が起こってしまう』みたいな例えだったと思う。

要は『些細な出来事がきっかけで、思いもよらぬ災難を引き起こしてしまう』というもの。


悪い意味でそう呼ばれているけど、

何気なく決めた選択でも明るい未来が待っている。こともある。


どうせ選ぶのなら自分でちゃんと決めて、思ってるだけじゃなくて良い方へ進んで行きたいもんだ。



このタイミングで、何周目かの原点回帰をした気がしてる。

忘れてしまってたことや、改めて思い直したことも。ちゃんと、気付かせてくれたんだな。


アラバキオーディションでは、正直なところ本戦に向けて歌う気持ちはほとんど無くて、今目の前にいる人達だけに向けて歌った。


一昨日のソロライブでは十年来のバンド仲間とじっくり。

そして昨日はホームになりつつある福島・郡山にて。


新しく出会う為に、そして再び出会う為に此処に歌いに来た   という感覚。

歌で出会えたのが、何より嬉しい。



東北、そして福島を特別に思う気持ちは僕も同じ。

でも少しだけ違うのは、何が起こった とか 何があるか じゃなくて、誰が居るか だった。


ヒライテルフェス、ひとりぼっち秀吉BAND、まねきの湯、昨日呼んでくれたハートフルサウンドはじめ沢山の音楽仲間と、ライブハウスへ自ら選択して来てくれた人達。

どんどん好きになってく。

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彼らと出会えて、福島への想いは変わった。変わったというか、強くなった。



東北だけじゃない。

ツアーで行く場所もどんどん好きになる。



毎回じゃなくていいから、何回も会いに来て欲しい。

何回も何回も歌いに行くから、何回も何回も会いに来てください。


また会いに行けるように、東京で頑張る。踏ん張るからね。


今回はここらでおしまい。

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https://youtu.be/XzjfwZ1CAZs


posted by ザ・ラヂオカセッツ 山下秀樹 at 01:57| Comment(1) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月06日

好きな人の好きな人。

好きな人がいる。

好きな人が沢山いる。


音楽だけじゃなくて、日々沢山の人から影響を受けて今の自分がいる。





ゆずに憧れてギターを始めた。

ヒロトに憧れてバンドを組んだ。


どちらとも突き抜けたオリジナリティと、幅広いルーツがある。




好きな人にもきっと、僕と同じように好きな人が沢山いるはずだ。

どのような街で育ち、何を選び、何を考えてきたのか 知りたくなる。



その人を形成する要素。髪型やファッション等の見た目だけじゃなくて内面の。

例えば好きな音楽や映画、小説や漫画などの趣味やルーツから、その人を更に知ることが出来る。


まず、好きな人の薦めであることがスッと入りやすいきっかけになって、1段階クリアした所からスタート出来る。


もしもあのとき薦めらなければ辿りつくことは無かったかも知れない、人生を変えてしまう良き出会いを幾つもしてきた。




昔好きだったとある女の子は、aikoが好きでよく聴いていた。   らしい。


『花火』と『カブトムシ』程度しか知らなかった当時の僕は、アルバム『桜の木の下』を購入。

買わないと出会えなかった、隠れた名曲達が何曲も入っていた。


これまで知らなかった乙女心と優しいあの歌声を聴いて

「女の子って、日々こんなことを考えながら暮らしていたのか〜。

なんて可愛い生き物なんだ!!!」

と感動した。浅すぎるけど、深く。

想像力抜群である思春期だったことも相俟って。


まるでその子の内なる言葉のように聴こえ、同じ感動を味わえたような、幸せな気分になった。



ルーツを知ることは、その人の頭の中、手の内、腹の底 etc..

その人自身を知ることに似ている。


(お薦めされた中にも、時にはピンとこないものもあったりする。

必ずしも、好きになるかどうかはわからないのも面白い。自分で判断。)




バンド友達でも特に仲が良いマヤーンズ亮太やセンチ上ピーは、音楽の表現方法は違えど、好きなものや感覚がとても近い気がする。

「この曲のこの部分が良い」だとか「あの店のあれが美味い」とか、くだらないところまで馬鹿になって語り合える。




音楽は入り口がひとつでも、無限の出会いがある。

僕の場合はゆずとヒロトから始まり、

清志郎、トータス、チューリップ、拓郎、どんと、エレカシ、真心、フィッシュマンズ、初恋の嵐、フジファブリック、HIGHWAY61、クドウズ、、、(書ききれない、、、)

日本の素晴らしいミュージシャン達のルーツを掘り続けて、海を越えて届いたアメリカやイギリスのパンク、ロックバンド達へ。

ジャズやソウルやブルース、リズム&ブルース、カントリーやフォークのシンガー達へ。

好きな世界は今も広がり続ける。



ここ最近は、大崎監督から教えてもらった漫画と、Aマッソ加納さんから教えてもらった小説を現在進行形で読んでいるけど、読み進めるのが惜しいほどに面白い。



好きな人の好きなものを知る→

自分もそれを好きになる→

その人のことをまた更に好きになる

という素晴らしくてナイスチョイスな瞬間。


(誰かのオススメではなく、偶然の出会いも良い。その時の気持ちとぴったり合う出会いは、とても素敵。偶然流れてきたBGMやジャケ買いには、運命だけでなく浪漫も感じる。)






誰かを知り、新しい自分を知る。

自分と向き合うことは、モヤモヤを自問自答することだけじゃない。

人と出会い、話すことによって引き出してもらって気付けることって、意外と沢山ある。



数ある出会いの中で、自分と近い感覚を持っている人と出会えることは、そうない。

出会いがすべて、を大事にしたい。


好き    が増え続けている今日この頃。

今読みたいのは、神頼みレコード山省お薦めの『宮本から君へ』という漫画です。




posted by ザ・ラヂオカセッツ 山下秀樹 at 05:03| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする